箱根全山十七湯から、1日2万5千トンもの温泉が湧いています。その湧出量は、全国第5位を誇ります。しかも泉質は、アルカリ性単純温泉、食塩泉(ナトリウム-塩化物泉)、石膏泉(カルシウム-硫酸泉)など約20種類に及び、地下1階、地上4階のデパートにたとえることができます。高度の高い順に4階に当たるのが「酸性硫酸塩泉」、3階が「重炭酸塩硫酸塩泉」、2階が「塩化物泉」、1階と地階が「塩化物重炭酸塩硫酸塩泉(混合型)」となります。今では外輪山に向かってより深い温泉が掘削されるようになりました。 日本では古くから温泉地イコール観光地として発展し、観光資源に恵まれた箱根はそのリーダー的役割を果たしてきました。宿泊施設数、収容定員数、宿泊利用人員数のすべてで日本一であることが、それを如実に示しています。(出典:箱根町) 7湯:湯本・塔之沢・宮ノ下・堂ケ島・ 底倉・木賀・芦之湯 8湯:姥子 17湯:・大平台・小涌谷・強羅・宮城野・二ノ平・仙石原・湯ノ花沢・蛸川・芦ノ湖 20湯:大涌谷・湖尻・早雲山 |