アンタルヤ



アンタルヤはトルコ南部の地中海に面した場所にある街です。トルコ語ではアンタリヤといいます。その温暖な気候から地中海沿岸で最も発展している人気リゾート地で、“トルコのリビエラ”とも称されています。年間の晴天日数はなんと300日以上。リゾートホテルも多く立ち並び、トルコ人はもちろん、ヨーロッパからも多くの人がアンタルヤへバカンスに訪れます。
 アンタルヤは、紀元前2世紀にペルガモン王国のアッタロス2世によって築かれ、「アッタレイア」と名付けられました。アッタロス2世は、兵達に「私の為にこの地上での楽園を見つけるのだ」と命じ、兵達が何年もかけて探し出し見つけた場所がこのアンタルヤでした。
 こうして楽園として築かれたアッタレイアですが、ペルガモン王国の終焉後はローマの地として併合され、紀元前67年にはポンペイウスが率いたローマ海軍の基地となり、130年には皇帝ハドリアヌスがアッタリアを訪問したことでより発展していきます。2世紀にはキリスト教がこの地に及び、聖パウロも布教活動でこのアッタレイアの地を訪れました。
 その旧市街カレイチ(Kaleiçi)は、古代都市の城壁と石積みの塔、オスマン家屋が趣深い雰囲気を醸し出しており、散策するのにもぴったりです。

ペルゲ遺跡
アスペンドスの円形劇場
デュデンの滝
アンタルヤ考古学博物館


 

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