アンタルヤ考古学博物館



1922年にアンタルヤで開館された「アンタルヤ考古学博物館」。多くの素晴らしい遺物や工芸品等が年代とテーマ別に分かれて展示されています。旧石器時代の道具や土器、アンタルヤ市近郊のぺルゲ、アスペンドス、シデ等の遺跡から持ち込まれたゼウス、アルテミス、アポロ、アフロディテ他多くの神々の像や皇帝の像、石棺、石柱、モザイクの他、紀元前に使用されていたコイン、陶器、アンタルヤ地方の工芸品などなど。保存状態も良く、大変見ごたえのある博物館で観光客に人気です。
 今、一番注目を浴びている展示品は「疲弊したヘラクレス」で、1980年にぺルゲ遺跡で出土された物。上半身が窃盗にあい行方不明になりましたが、後にボストン美術館に展示されている事がわかったのです。トルコ文化観光省が返却を求めて交渉を続ける事4年。2011年10月にやっと上半身が戻り、展示が始まりました。


   

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