ルブリン



ルブリン(Lublin)

ポーランド東部に位置するルブリンはルベルスキエ県の県庁所在地であり、この地方の政治、産業、経済の中心地となっています。ルブリン市内には公園や森林が多く、緑豊かな落ち着いたたたずまいを持つ地方都市。
モンゴル帝国の軍やルーシ人(東スラヴ人)、リトアニア人の略奪や破壊を受けながらも、ルブリンは徐々に発展して1317年には都市として認定されるために不可欠な勅許状を受けました。1341年、カジミェシュ大王が石造の城と市街地を囲む城壁を建設しました。外敵に対する堅固な防御はこの時代必要不可欠で、クラクフのようにルブリンは城壁で囲まれた城塞都市となりました。歴史的には1569年にポーランド王国とリトアニア大公国の連合国家が成立した「ルブリンの合同」の地としても有名です。

「◎ルブリン城」(Castle Lublin)
ルブリンでも有名な観光地として知られている、Castle Lublin。1300年に建設され、最初はポーランド王カジミェシュ3世が住むお城として使用されていました。第二次世界大戦中は、ドイツにより政治犯を牢獄する収容所として使用され、様々な歴史があるお城です。
Castle Lublinは丘の上にあり、ルブリン市街から陸橋を使っていくことができます。お城の中には中庭があり、当時使用されていた井戸や塔、大砲などがそのまま展示されているので見応え十分。また中には博物館があり、絵画や宝飾品・生活品が展示されています。当時の王家で使用されていたものを見ることができる貴重な博物館です。


   


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