タオルミナ(Taormina) メッシーナ県(ME)
シチリアの中でも特に有名な観光地であるタオルミーナ。夏は高級リゾート地として世界中から多くの観光客で溢れます。映画「グラン・ブルー」の舞台になったことでも有名です。標高200メートルの高台に位置する為、周りに広がる景色は絶景!周りに広がる真っ青な海、遠くにはエトナ山が見渡せます。美しいのは周りの自然だけではありません。徹底した管理の為、治安は非常に良く街の清掃も行き届いています。安心して観光を楽しむことが出来ます。
写真上:「ウンベルト通り」(Corso Umberto)タオルミーナの繁華街は全長800メートルほど。短く狭いウンベルト一世通りに人々が集まります。
写真左下:「市民公園」(Giardini della Villa Comunale)
20世紀初期に、タオルミーナに心を奪われたイギリスの貴族出身の女性“フローレンス・トレベリャン”によって造られました。庭園内には、変わった造りの鳥小屋風の建物がいくつも見られます。これは、植物に加えて、鳥が大好きだった持ち主が鳥をより良く観察するために建てたものです。中は広々としていて、テニスコートや子供の遊び場まであります。この壮大な庭園は、この女性の死後彼女の愛したタオルミーナの市へと寄贈されたのです。
写真右下:「イゾラ・ベッラ」(Isola Bella)
イゾラベッラIsola Bellaとは美しい島という意味ですが、風光明媚な美しい景勝地です。島というよりも、浜から小石浜の砂州で繋がって張り出した半島といった感じで、干潮時には砂州が海面より高くなって島と海岸線が繋がります。イゾラベッラは、もともと対フランス戦役で常にナポリ王国に忠誠を尽くしてきたタオルミーナへの感謝の印として、1806年にブルボン家のフェルディナンド王より賜ったものです。そして、1890年にフローレンス・トレヴェリヤン夫人が買い取り、タオルミーナをとりまく山々と同じようにオリーブ、糸杉や椰子、地中海松などを植えました。トレヴェリヤン夫人はここに小さな東屋を建て、日中の大方をここで過ごしていたそうです。
ギリシャ劇場
カステルモーラ
マドンナ・デラ・ロッカ教会
タオルミナ大聖堂
サンジョゼッペ教会
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