サンジョゼッペ教会(Chiesa di San Giuseppe)
広場の側面に位置するもう一つの宗教建築物サン・ジュゼッペ教会は、17世紀に建てられたものです。シチリア・バロック建築の代表例と言えます。広場で最も目を引くのが、門の側にある時計塔。これは、アラブ人占領時代に建てられたもので現在まで何度も修復が行われてきたそうです。
教会前の広場は「4月9日広場」イタリア統一戦争中の1860年の4月9日、大聖堂でのミサが行われている間に、ガリバルディがシチリアをスペインのブルボン家殻解放させる為にマルサーラに上陸しようとしているという噂が広まりました。興奮した市民達は大変熱狂したものですが、実際にその噂は間違いで、ガリバルディがシチリアに上陸したのは一ヵ月後の5月9日です。しかし、タオルミーナ市民はミサの途中に沸き起こった歓喜を忘れず、そのミサが行われていた教会のある広場を解放の記念として4月9日広場と名前を改めたのです。
|