「ギリシア劇場」(Teatro Greco)
紀元前3世紀にギリシア人によって見晴らしの良い山をくり貫いて、平にした後建設されました。土地の自然構造を最大限に利用して作られたこの劇場は、遺跡的要素満載です。その後タオルミーナは古代ローマ人に占領され、劇場を含む多くの建築物は改築されてしまいました。ローマ人は、劇場を土地の自然構造を生かして、円形闘技場へと改築されました。例えば、観客席の階段には、掘り起こされた石が使われています。柱にも、大理石などの石が多様されています。赤茶色のレンガ、舞台を縁取る白い大理石の柱、青い空の三色の組み合わせは、見る者全てに安らぎと感動を与えてくれます。第二次世界大戦中に爆撃を受けてしまった為、現在の様な形で残っています。
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