ドイツ内陸部のバイエルン州の都市。初代ローマ皇帝アウグストゥスが紀元15年に設置した要塞が起源である。近郊に銀山があり、鉱工業が発達、また内陸の交易の中心として繁栄し、1276年、帝国都市(皇帝直属都市として、諸侯の力のおよばない自治権が認められた都市)となる。
15世紀末にフッガー家がこの地に興り、大きな富を築いた。アウクスブルク産の銀は15世紀末から16世紀の大航海時代の重商主義を支えたが、16世紀後半以降は新大陸の銀が大量にヨーロッパにもたらされるようになって、衰退する。
1555年には、この地でキリスト教の旧教と新教の両派がアウクスブルクの和議を結んだことでも知られる。
市庁舎
フッゲライ
|