アウグスブルク フッゲライ



14~15世紀に織物商人としてはじまったフッガー家ですが、15世紀後半に蓄えた富を生かして金融業に着手。15世紀末から16世紀はじめにかけて、ヤコブ・フッガーのもとで最盛期を迎えました。
そんなヤコブ・フッガーが資金を提供し、1521年に設立したのが、世界最古の社会福祉住宅と呼ばれる「フッゲライ(フッガーライ)」です。
フッゲライ創設の目的は、借金やギャンブルに手を出さず、真面目に生活を送ってきたにも関わらず貧しい境遇に陥ってしまった人々を助けること。
フッゲライの入居条件は、アウクスブルク市民であること、カトリック教徒であること、罪科がないことなど。入居者には、1日3回、フッガー家と寄進者のためにお祈りを捧げることが義務付けられています。


   

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