【世界遺産】ドゥブロヴニク旧市街(Old City of Dubrovnik)
クロアチアのアドリア海沿岸に位置するダルマチア最南部にあり、沿岸部の観光地として多くの船が寄港するドゥブロヴニク。14~16世紀にかけて海洋貿易で栄えた町で、空や海の青とオレンジ色の屋根のコントラストが美しい旧市街は「アドリア海の真珠」とうたわれている。旧市街のメインゲートとなるピレ門を抜けると、16の顔の彫刻が施されたオノフリオの噴水や、バロック様式に改築されたフランシスコ修道院が姿を現す。カフェや商店が並ぶメインストリートのプラツァ通りからルジャ広場へ出ると、周辺にはスポンザ宮殿や聖ヴラホ教会が立っている。旧市街を取り囲む約2kmの城壁の上部は遊歩道になっており、エラフィテ諸島の島々が一望できる。1991年から2000年にかけて起こった内戦によって旧市街の一部が破壊され、現在もその修復が進められている。1979年に世界遺産に登録され、1994年に登録内容が変更された。
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