46鹿児島県 隼人・新川渓谷温泉郷



南九州の玄関口鹿児島空港から車でわずか10分の所にある日当山温泉郷は、鹿児島の奥座敷とも称され、多くの人々に親しまれてきた。全国有数の鮎の遡上する川として名を馳せる清流天降川の両岸に温泉街が広がり、泉質は良好で湯量も豊富である。また、全国でも珍しい家族湯が数多くある。
 一方、霧島連山の西南麓、天降川上流の新川渓谷沿いにある新川渓谷温泉郷は、新川・安楽・妙見・塩浸温泉などからなる。この温泉郷は、一般の観光客だけでなく湯治客向けの施設も多数あり、その静かな環境と相まって保養に最適である。一年を通じて四季折々の渓谷美も堪能でき、特に秋の紅葉は素晴らしい。
 付近の名所には、山幸彦と豊玉姫を主神とする鹿児島神宮や国指定史跡隼人塚、熊襲族が住んでいたといわれる熊襲の穴などがあり、多くの伝説や秘話、民話等が残る。
 中でも、国の無形民俗文化財に選択された初午祭は、戦国時代に始まったとされ、旧暦1月18日を過ぎた次の日曜日に鹿児島神宮で開催されており、県内外から20万人を越す見物客で賑わう。
 この他、春には鹿児島神宮から約2kmに渡り続く千本桜が咲き誇り、初夏には町内数ケ所で蛍の乱舞する姿を見ることができる。

新川渓谷温泉郷:日の出温泉、塩浸温泉、安楽温泉、新川温泉妙見温泉日当山温泉

(日本温泉協会HP)



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