アテネは、バルカン半島の南端に位置する首都で、市内は人口65万人ですが、周辺を含む首都圏では300万人が集中する大都市圏を形成しています。
紀元前6世紀にはスパルタと並ぶ強い都市国家があった地で、当時は「アテナイ」と呼ばれました。紀元前5世紀のペルシャ戦争ではギリシャ国家連合の中心的役割を果たしましたが、以後ペロポネソス戦争の敗北、紀元前4世紀のマケドニア支配から衰退をたどり、オスマン帝国時代は小さな村にまで縮小しました。18世紀に至って古代ギリシャ文明の中心地として注目されて以後再興し、1830年の国の独立によって、1834年に首都に返り咲いています。
町並みは19世紀以後の都市計画によりますが、古代の遺跡の保護も同時に行われたため、市内には多くの遺跡があります。2004年にはオリンピックが開催地されました。
<写真下>アクロポリスからみたディオニソス劇場(Theater of Dionysus)
アクロポリスの丘の南東麓にある野外劇場跡です。紀元前6世紀に建造され、紀元前326年に木造から現在の大理石造りに改造されています。幅22mの半円形舞台に、1万7千人収容のすり鉢状の観客席が造られています。ギリシャ悲劇や喜劇が上演された、演劇発祥の舞台です。
アクロポリス・パルテノン神殿
新アクロポリス博物館
国立博物館
パナティナイコ競技場
プラカ地区
<教会>
ミトロポレオス大聖堂
聖エレフセリオス大聖堂
聖ニコラウス教会
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