ベルン



【世界遺産】ベルン旧市街(Old City of Berne)

U字型に湾曲して流れるアーレ川に囲まれ、中世の面影をとどめるスイスの首都ベルン。1405年の大火後に再建された旧市街の石造りの町並み全体が、世界遺産に登録されています。町は1191年、領主であったツェーリンゲン家によって、森を切り開いて建設されたのがはじまり。狩りの最初の獲物を町の名にすることとし、捕らえられたのが熊だったことから、ベルンと名付けられました。
総延長6kmを超えるアーケードで回廊のようにつながるベルンの旧市街。仕掛け人形が時を告げる時計塔や、通りに点在する多くの噴水、アインシュタインが相対性理論を執筆したアインシュタイン・ハウス、スイス一高い100mもの尖塔がそびえる大聖堂など、旧市街の見どころはアーケードづたいに観光できます。また、アーレ川の対岸には熊公園があり、町のシンボルになっている熊が愛嬌を振りまきます。
市街の3分の1は森林などの緑に覆われ、赤茶色に統一された瓦屋根の家々の窓辺には、ゼラニウムなどの花々が飾られ、「ヨーロッパで最も美しい緑と花の町」とも称されるベルン。5月初めにはゼラニウム市が立ち、夏にはバルコニーの花の美しさを競うコンテスト『ベルン・イン・ブルーメン(花のベルン)』が開催。ベルンが最もあでやかな表情を見せるシーズンを迎えます。

ベルン大聖堂
時計塔
クリスマスマーケット


   

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