ベルン大聖堂(Berner Muenster)
1405年大火に襲われたベルンの旧市街には、復興へと進むべく、希望となる光が必要でした。着々と復興へ向けて歩み始めていた中、灰と化した街の復興の象徴として建設が始まったのが、ベルン大聖堂です。
1421年に建設が開始されたベルン大聖堂は、アーレ川のほとり、小さな礼拝堂があった場所に建てられました。度重なる工事の中断や宗教改革による破壊などを経て、ようやく完成したのは1893年のことでした。着工から、470年以上の歳月をかけて完成した聖堂は、後期ゴシック様式の壮麗な大聖堂となりました。ひときわ目を引く尖塔は、高さ100mありスイスで一番の高さを誇っています。大聖堂内陣には、三面窓を飾る美しいステンドグラスがあります。それぞれ上下2段に分かれており、イエス・キリストの生涯「受胎告知」から「復活」までが描かれています。
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