『モンテッソーリ教育の精神』 
The Spirit of The Montessori Education






クラウス・ルーメル 著
Klaus Luhmer
           学苑社


    目 次
 
はじめに
 
1 モンテッソーリ教育と平和
(一)戦争に明け暮れした二十世紀
(二)モンテッソーリの平和活動
(三)モンテッソーリ平和論の根本原理
(四)モンテッソーリ平和理論の今日的意義
2 モンテッソーリの生涯と業績
一 幼年時代と学業時代
二 教育学的人類学と治療教育
三 モンテッソーリの発見
四 教員養成コース
五 執筆者としてのモンテッソーリ
六 反動
七 モンテッソーリ・ルネサンス
3 自由と秩序
---現代進歩主義教育学におけるモンテッソーリの位置---
(一)進歩教育思想の系譜
(二)ルソーの自然主義とモンテッソーリ
(三)フレーベルとモンテッソーリ
(四)モンテッソーリとプラグマティズム
4 モンテッソーリの教育理念
一 モンテッソーリの『教育学的人類学』における「規範」概念の歴史的背景
二 モンテッソーリ教育における自己開発と文化伝達
5 日本におけるモンテッソーリ教育の発展
(一)前史
(二)新しい芽生え
(三)日本モンテッソーリ協会の結成
(四)モンテッソーリ教員の養成
(五)出版活動
6 モンテッソーリ教育法の宗教的次元
---その思想の実践を支えるカトリシズム---
一 モンテッソーリはカトリック教育学者か
二 モンテッソーリの子ども観
三 モンテッソーリの宗教教育の試み
四 モンテッソーリと教会との関わり合い
7 新しい子どもの発見
---モンテッソーリの幼児教育理論と実践---
一 モンテッソーリの人柄
二 モンテッソーリが発見した子ども
三 エピローグ
8 幼児の秘密
(一)三、四歳の子どもには何ができるか
(二)最近まで三歳児は無力と思われていた
(三)敏感期と教育環境
(四)あせりによる被害
(五)幼児教育は何のために
(六)三歳児も物事に集中する能力がある
(七)自由教育とはどういうことか
(八)自発性を創造する力
(九)パートナーシップ
9 母も音痴だから僕も音痴
---遺伝・素質・環境・教育---
(一)生まれながらの音痴はありません
(二)遺伝か環境か
(三)知能指数は変わることがあるか?
(四)施設病
(五)手遅れの訂正
(六)一卵性双生児と個性
(七)遺伝と環境ともう一つの要因
(八)わが子は天才か
(九)左利き--素質か
 
おわりに