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レオン市内観光(Leon)
旧レオン王国の首都だったレオン市は、史跡の街。二千年の歴史の中で生まれた至宝の建築がそこかしこに見られます。堂々たるカテドラル(大聖堂)はフランスの影響を受けたゴシック建築の好例。中世ステンドグラスがふんだんに使われており、スペインでもこれほど見事なステンドグラスが揃っている聖堂は他にありません。見る者を圧倒する外観と対照的に、中はさまざまな色の光に包まれる感動の空間です。
他にも、旧サンティアゴ騎士団の本拠地だった荘厳な建物を国営高級ホテルに改装したパラドール・デ・サン・マルコスや、その華麗な室内装飾から「ロマネスクのシスティーナ礼拝堂」と称されるサン・イシドロ王立参事会教会などの史跡建築から、カスティーリャ・イ・レオン現代美術館やレオン市立音楽堂など数々の建築賞を受賞した現代建築まで、レオン市にはたゆまぬ発展の道しるべとなる建築物が多数あります。
※サンティアゴ騎士団 (Orden Militar de Santiago)
12世紀にイベリア半島で国家の庇護のもと設立された騎士団。ガリシアとアストゥリアスの聖人・聖ヤコブの旗のもと、イベリア半島のイスラム勢力との戦いで名を成した。また、レオンにおいて、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の途上の病院、聖ヤコブの聖堂を訪れる巡礼者の保護などの活動をしていた。
サン・イシドロ教会
レオン大聖堂
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