サン・イシドロ教会（San Isidoro Royal Collegiate Church）

スペインで最も重要なロマネスク様式の建物のひとつとされています。この教会は、サンファン・バウティスタに捧げられた以前の教会の基礎の上に建てられましたが、988年にアルマンゾルによって取り壊されました。アルフォンソ5世が再建し、フェルナンド1世が新しい神殿を建て、そこにサン・イシドロとサン・ビセンテの聖遺物が移されたことで、重要性が増しました。この神殿は、ロマネスク以前のアストゥリアス様式で、後に完全なロマネスク様式で再建され、3つの身廊と3つの後陣を持つシュヴェを備えています。ゴシック様式に変更された際には、この後陣の1つが消えてしまいました。

●王室霊廟
レオン国の王様や王妃が埋葬されており、特に霊廟の天井壁画が見事で一見の価値がある。霊廟の天井には月ごとの人々の生活などのフレスコ画がぎっしりと描かれており、とても見応えがあります。＜室内展示物は写真撮影禁止＞