ピエンツァ (Pienza)
世界遺産「ピエンツァ市街の歴史地区」
シエナの貴族ピッコロミニ(Piccolomini)家が神聖ローマ帝国皇帝のフリードリヒ2世からヴァル・ドルチャの地を与えられ、ピエンツァもその一部に含まれていた。当初、ピエンツァはコルシャーノという小さな村落に過ぎなかった。だが、このコムーネ出身のピウス2世が教皇となると、ピウス2世はこの地を自らにちなんでピッコロミニと名づけ、理想のルネッサンス期の街づくりに挑んだ。フィレンツェの建築家ベルナルド・ロッセリーノを呼び寄せると、1459年から工事が始まり、大聖堂を始めとする豪奢を凝らした数々の建造物を残した。大聖堂、教皇の館が連なるピッコロミニ広場などの街並みは世界遺産として現存している。
<主な構成資産>
ピッコロミニ広場
大聖堂
<郷土料理>
ペコリーノチーズ
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