ウンベルト1世のガッレリア@ナポリ



ウンベルト1世のガッレリア (Galleria Umberto 1)

ナポリでは19世紀に何年にも渡ってコレラが大流行し、多くの命が犠牲となりました。
1884年のコレラ大流行の後にあたる1885年、市をあげて大規模なナポリの街の再開発(Risanamento di Napoli)が行われました。目的はそれまでゴミが散乱していたり、荒廃した街を整備することでしたが、それと同時に、ポジリポ・ヴォメロエリアの都市開発やエリアごとの交通機関の向上なども行われました。ガッレリアウンベルトもそのナポリ復興の一環としてつくられた建造物です。
ガッレリアウンベルトは1887年から1890年というわずか3年の間に2代目イタリア国王ウンベルト1世の名をとってつくられた商業施設です。(実はちょうど同じ3年間の間にフランス、パリではエッフェル塔が建てられました。)
その姿はミラノのガッレリア・ヴィットリオエマヌエーレ2世を参考に、建築家のエマヌエーレ・ロッコ(Emanuele Rocco)やアントニオ・クッリ(Antonio Curri)らによって建てられました。


 

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