1632年、ヨーロッパ中に猛威をふるったペストにより多数の被害が発生しました。ところがオーバーアマガウでは奇跡的に被害が少なかったのです。信仰篤い村の人々はこれは神の御加護によるものだと神に感謝して、「私たちの主イエス・キリストの苦難と死とそして
復活の劇を演じます」と誓いを立て、1634年以来380年以上も受難劇を上演し続けてきました。出演、制作は全てアマチュアの村人たちで、上演にあたる年は本職を休むほどで、演じられる劇はまさにスペクタクルです。この奇跡を見ようと世界中から50万人以上が訪れます。 |