ドレスデン アルテ・マイスター絵画館



アルテ・マイスター絵画館は、こうした重要な建物がある一角に建つツヴィンガー宮殿の中にあります。
アルテ・マイスター絵画館のコレクションは、16世紀に当地を治めていたザクセン選帝侯が様々なものをコレクションしたことに端を発しています。18世期には芸術に心血を注いだザクセン選帝侯アウグスト2世が登場すると、彼は磁器のヨーロッパでの生産に成功するだけでなく、美術作品のコレクションを増やすことにも成功しています。こうしてザクセン選帝侯のコレクションは膨れ上がり、18世期には一般にも公開されるようなりました。19世期にはツヴィンガー宮殿内に展示スペースが作られ、現在の美術館の形が出来上がっています。美術館の建物ツヴィンガー宮殿は第二次世界大戦によって大きく破壊されていますが、修復されて今では世界的に有名な美術館となっているのです。
ラファエロの「システィーナの聖母」フェルメールの「窓辺で手紙を読む女」ベルナルド・ベッロット(通称カナレット)のコレクションなどが所蔵されています。

(写真上)ヤン・ファン・エイク 1437『ドレスデンの祭壇画』
(写真中)フェルメール 1659『窓辺で手紙を読む女』
(写真左)フェルメール 1656「取り持ち女」
(写真右)ジーン・エティエン・リオタール1744-45 《ココアを運ぶ娘》


     

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