ベルリン チェックポイント・チャーリー



検問所(チェックポイント・チャーリー)のすぐ近くに建つ大きな博物館です。
展示物は、この時代に西ベルリン側へ脱出した人たちの写真に映像を交えた記録と、脱出に使用した道具、改造車、気球、簡易ロープウェイなどの実物が展示されています。ベルリンの歴史がよくわかり、ベルリンの壁の悲劇を克明に今に伝える貴重な博物館となっています。
チェックポイント・チャーリーは、第二次世界大戦後の冷戦期においてドイツ・ベルリンが東西に分断されていた時代に、同市内の東ベルリンと西ベルリンの境界線上に置かれていた国境検問所。
1961年から1990年まで存在し、ベルリンの壁と並ぶ東西分断の象徴として、また一部の東ドイツ市民にとっては自由への窓口として、冷戦のシンボルのように捉えられていた。ジョン・ル・カレなどのスパイ小説や映画にもたびたび登場している。
「チェックポイント・チャーリー」という名称は西側諸国による呼称で、NATOフォネティックコードの「C」に当てられる Charlie から取られたものである。すなわち、「チャーリー」は特定の人名などに由来するものではなく、日本語でいうならば単に「検問所C」のような意味合いに過ぎない。一方、西側に属さないソ連側では、この検問所を単に「フリードリヒ通り検問所」と称していた。


 

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