1012年に建てられましたが焼失と再建を繰り返し、現在は1237年に神聖ローマ皇帝ハインリヒ2世の命によって建てられたもの。後期ロマネスクからゴシックにいたる過渡期の建築様式で、この時代の建築芸術の一つとして知られています。
特に、ドイツの彫刻家、ティルマン・リーメンシュナイダーによる彫刻が施された皇帝夫妻の石棺とバンベルクの騎馬像はドイツの美術史上貴重な遺産といわれています。
4基の尖塔と東西に内陣を有する三廊式構造で、どっしりとした姿が印象的です。この大聖堂の建築の面白さには、北フランスのゴシック様式大聖堂建築がドイツにも流れてきた時代で、後期ロマネスクからゴシックへの移行を随所に見ることができます。
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