ドイツの西部に位置し、ベルギーやオランダの国境近くにあるアーヘンはカール大帝が国の都とした都市です。名前の由来はラテン語のaquaeや古ゲルマン語のahaからきておりどちらも水を意味します。このことから古くから水が豊かな土地であったことがうかがえます。
アーヘンは昔から温泉がでる地域として知られていることからローマ人が移住し、その後ゲルマン民族のフランク族が移住してきたという歴史があります。今では街のあちこちに飲用できる温泉が出ているのが特徴です。
(写真下)エリーゼの泉(Elisenbrunnen)
旧市街の入り口ともいえるフリードリヒ・ヴィルヘルム広場に面して残されています。
アーヘン中央駅から徒歩10分ほど。神殿風の柱廊が並ぶ円形ホールのある建物が目に入ります。この中にあるのがエリーゼの泉。ホールの奥の壁からは、温泉が常に流れ出しています。ナトリウムやカリウム、カルシウムや鉄分などを含むミネラル温泉で、かつては飲泉用でしたが、最近は飲むのは禁止されています。
市庁舎
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