第3番札所 安養院
3番 祇園山 安養院 田代寺 鎌倉33観音霊場第3番札所 相模21霊場 鎌倉24地蔵 第24番 日限地蔵尊 ・本尊:千手観世音菩薩 浄土宗 ・住所:鎌倉市大町3丁目 ・ご詠歌:枯れ木にも 花咲く誓い 田代寺 世をのぶつなの 跡ぞ久しき ・由緒等:この寺の歴史には、長楽寺・善導寺・田代寺という3つの前身寺院が関係している。長楽寺は、1225年(嘉禄元年)北条政子が夫である源頼朝の菩提を弔うため長谷笹目ヶ谷(はせささめがやつ、鎌倉文学館付近)に願行を開山として創建した寺と伝えられる。山号を祇園山と号し、律宗の寺院であった。長楽寺は1333年(元弘元年)兵火により焼失し、大町にあった善導寺に統合され安養院長楽寺と号した。なお、安養院は政子の法号から取られたものである。一方、田代寺は1192年(建久3年)田代信綱が尊乗を開山として比企ヶ谷(ひきがやつ)に建立したのに始まると伝えられ、江戸時代になって安養院に統合された。千手観音は田代寺にあったもので、田代観音とも称されている。 本堂内には寺の本尊の阿弥陀如来坐像(室町時代)の背後に札所本尊の千手観音立像(江戸時代)を安置する。 ・雑感:ここは平成25年3月に坂東33観音巡礼を目的に参拝した折に鎌倉観音の御朱印も頂戴していたものです。坂東も鎌倉も3番札所となっています。 |