第1番札所 杉本



大蔵山 観音院 杉本寺

鎌倉33観音霊場第1番札所

坂東33観音 第1番

相模21霊場

鎌倉24地蔵 第4番 身代地蔵尊 第6番 尼将軍地蔵尊

・本尊:十一面観世音菩薩 天台宗

・住所:神奈川県鎌倉市二階堂903

・ご詠歌:頼みある しるべなりけり 杉本の 誓ひは末の 世にもかはらじ

・由緒等:731年(天平3年)東国の旅をしてい行基(ぎょうき)が、ここが観音様を祀る場所にふさわしいと考え、自ら彫った十一面観音を安置したことから始まったとされている。

その後、734年(天平6年)、光明皇后が観音菩薩のお告げにより東国の治安の安定を願い、右大臣藤原房前と行基に本堂を建立させたといわれている。

文治5年(1189年)堂宇が焼失しているが、このとき観音像は自ら本堂から出て、境内に避難したと伝えられる。『吾妻鏡』によれば、中世には大倉観音堂と呼ばれ、文治5年(1189年)の火災時には別当浄台房が炎の中から本尊を持ち出し無事であったという。同書には建久2年(1191年)源頼朝が当寺を参拝し、修理料を寄進したとある。

背後にはかつて杉本城があり、足利方の武将で鎌倉府執事を務めた斯波家長(?-1337年)が拠ったが、南朝方の北畠顕家に攻められ、この寺で自害している。

・雑感:ここは平成25年1月に坂東33観音巡礼を目的に参拝した折に鎌倉観音の御朱印も頂戴していたものです。結局、発眼から結願まで7年間かかることとなりました。





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