所在地:宇佐市南宇佐 アクセス:日豊本線宇佐駅〜バス 正式名称:宇佐神宮本殿 第一殿より第三殿に至る三棟より成る(うさじんぐう ほんでん だいいちでんよりだいさんでんにいたるさんとうよりなる) 国宝番号(指定日付):102号(昭和27年11月22日) 宇佐神宮は全国4万社余りの八幡宮の総本宮です。 八幡さまは応神天皇の御神霊で、欽明天皇の32年(571)に初めて宇佐の地に御示顕になったといわれます。 応神天皇は大陸の文化と産業を輸入、新しい国づくりをされた方で、その神徳は強く顕現し、神亀2年(725)、聖武天皇の勅願により現社地に御殿を造立、八幡神を奉祀されました。これが宇佐神宮の創立です。 もとよりこの宇佐の地は畿内や出雲と同様に早くから開けたところで、神代に比売大神が御許山に天降られたと『日本書紀』に記されています。宇佐の国造はこの神を祀り、八幡神が祀られた6年後に神託により、二之御殿が奉祀されました。 比売大神は後に海北の道中の主として筑前の宗像大社や宮地嶽神社、安芸の厳島神社に祀られ、福徳愛敬、交通安全等の守護をされ、神功皇后は母神として神人交歓、安産、教育等、その御威徳が高く顕れています。 三之御殿は神託により、弘仁14年(823)応神天皇の御母「神功皇后」を奉祀されています。 この三殿一徳の御神威は、奈良東大寺大仏建立の協力や、勅使和気清麿公に国体を正してゆく神教を賜ったことで特に有名です。皇室も伊勢の神宮につぐ第二の宗廟として御崇敬になり、勅祭社17社に列し、一般の人々にも鎮守の神として広く親しまれてきました。 その御分霊は、平安京鎮護のための石清水八幡宮や、鎌倉の鶴岡八幡宮など、各地で祀られています。 また聖武天皇は神宮の造営と共に神宮弥勒寺を建て、弥勒菩薩、薬師如来を本尊とされた。これにより国東半島に六郷満山寺院がたくさん造られました。 そもそも八幡信仰は、応神天皇の御聖徳を八幡神として称え奉るとともに、仏教文化と、我が国固有の神道を融合したものとも考えられ、宇佐神宮の神事、祭会や建造物、宝物などにそのうるわしい姿を遺しています。 本殿は国宝に指定され、総本宮にふさわしい威容を誇っており、千古斧を入れない深緑の杜に映えて美しく、荘厳であります。(宇佐神宮HPより) 私的満足度「★」:大分交通の定期観光バス「国東半島史跡巡り」に参加して訪問。 H30.11.25再訪。御朱印いただく。 |