所在地:広島県三原市高坂町許山22番地
アクセス:JR三原駅~バス
文化財:地蔵堂(国重文)
佛通寺は応永4(1397)年、沼田高山城主の小早川春平が、名僧愚中周及佛徳大通禅師を迎えて開いた、京都以西で唯一の臨済宗の大本山です。往時は京都五山上位の南禅寺と同格に遇され、山内に88か寺・末寺は全国に3,000余か寺に及ぶという広大な規模を誇っていました。応仁の乱後、荒廃し数回の火災に遭遇、隆景の時代にやや再興するなど、幾多の興亡の歴史を経て今日に至っています。参道脇には永徳院・正法院の塔頭があり、紅葉の頃には特に美しい風情があります。イヌマキの大木の際の巨蟒橋(きょもうばし)を渡ると山門・法堂・本堂・庫裡等の建物があります。
対岸のうっそうとした杉木立の石段を登ると、開山堂と国の重要文化財に指定されている地蔵堂があり、創建当時のたたずまいがしのばれます。ここには、かつて雪舟が滞在したと伝えられる篩月庵の跡地もあり、また、流浪の俳人山頭火は「あけはなつや満山のみどり」の句を残しています。(三原市HPより)
私的満足度「★★」:13宗56派の本山巡りをしていましたが、ここだけ訪問し辛い場所にあり、どうしようかと思っていたところ、「紅葉の名所」でもあることから、時期になるとバスツアーが出ることを知り、ツアーに参加しての参拝です。紅葉時期以外は三原駅から本数の少ないバスがデていますが、一日仕事になってしまいます。今回は効率的に訪問できて良かったです。
|