所在地:松江市大庭町 アクセス:JR松江駅〜バス 正式名称:神魂神社本殿 かもすじんじゃ ほんでん 国宝番号(指定日付):72号(昭和27年3月29日) 当社は大庭大宮とも云ひ出雲国造の大祖天穂日命が、此地に天降られて御創建、伊弊冊大神を祀り、出雲大神、出雲国の総産土大神、として天穂日命の子孫(大社町、北島、千家両国造)は元正天皇霊亀二年(716)に至る二十五代果安国造迄祭主として奉仕、斉明天皇の勅令により、出雲大社の創建なるや、杵築(大社)へ移住したる。 しかし、国造就任の印綬とも云ふべき神代ながらの神火相続(おひつぎ)式、並に新嘗祭を執行の為め、現在も当社に参向されている。 従って大国主命の国譲も、出雲朝廷のもと国造として祭政を執った当社が古代出雲の神都であり、毎年十月には全国の八百万の神々が集ひ給ふ神在祭も行はれている。 本殿は民族祖先の独創になる日本最古の建築様式で天地根元造の形態を有する大社造として国宝(本殿。内殿。古代心の御柱の一部共)に指定され全国に現存する大社造としても最古(正平元年)のもので素朴雄大、本殿内は狩野山楽土佐光起の筆とも伝えられる大壁画九面にて囲まれ、天井の九重雲は(出雲大社は七重雲)日本建国の創業を物語る貴重な神話を伝う。 国宝神魂神社本殿:日本最古の建築様式である天地根元造の形態を有する大社造りとして、明治三十三年四月七日特別保護建造物(後に国宝と云う)に指定され、現在の本殿は従来応安元年の改築と伝えられていたが、昭和二十三年度よりの修理の際主柱上部の突起(ホゾ)に正平元年(1346)丙戊十一月日と墨書されているを発見された。 従って現存する大社造としては最古のもので、出雲大社の改築より約四百年も古い。 歴史的にも原始的な構造、古形を具備し全国総ての神社建築並一般民家建築の根元をなし、日本民族祖先の独創になる世界に誇るべき文化財として斯界の学者、技術者から推称されている。(出雲大社が創建される時当社の倍率に設計されたとの社伝がある)(神魂神社HPより) 私的満足度「★★」:出雲大社ばかりが有名で正直ここ(神魂神社)のことはほとんど知りませんでした。このように事前期待が低いと「おお!なかなか良いではないか」という評価になります。写真下は(おそらく)地元の人々が社殿に向かって祈る姿を階段下から撮影したのです。いい雰囲気出してます。 |