所在地:鳥取県東伯郡三朝町三徳 アクセス:倉吉駅〜バス 正式名称:三仏寺奥院(投入堂)さんぶつじ おくいん (なげいれどう) 国宝番号(指定日付):71号(昭和27年3月29日) 全山千古の原生樹海に覆れた標高九百米の三徳山。その山頂に近い壁立千仭の岩肌に、しがみつく様に建つ国宝投入堂。まさに仙界の趣きである。三徳山の峻厳の峯々に、如何なる技法を駆使したのか想像を絶するが、不動堂、観音堂、納経堂、鐘楼、地蔵堂、文殊堂の諸堂が建つ。山麓には三仏寺と皆成院、正善院、輪光院の三坊がある。即ち三仏寺は、一山寺院を形成し三坊で護持している。 創建は文武天皇の慶雲三年(706)役ノ行者小角が開いた修験道の根本道場で、この自然崇拝の道場に、嘉祥二年(849)慈覚大師が堂塔を建立し、阿弥陀如来、釈迦如来、大日如来の三尊仏を安置して三徳山三仏寺と号し、大いに信仰を集めた。 鎌倉時代には源頼朝より寺領三千石他堂宇の寄進を受け隆盛を見るが、乱世に入り衰退の憂目をみる。 足利時代には将軍義満の外護を受ける。しかし、戦乱の兵火に、あるいは明治維新時にと、栄枯衰退を繰返すも千三百年の間、信仰の力は今なお強く持続していることに感嘆せざるを得ない。(三仏寺HPより) 私的満足度「★★★」:倉吉から1日数本のバスに乗り三仏寺に到着。投入堂まで行くには、@天候が良いこと、A同行者が居ること、B滑りにくい靴を履いていること、等の条件をクリアする必要があります。私の場合は足の裏チェックで落第し草鞋を購入するはめに。襷、手袋その他の装備を整え1時間弱のクライミングを経てやっと拝める投入堂は満足度「★3」になるのは当然でしょう。達成感最高です。国宝全制覇を目指すためには気力・体力充実しているうちに早めにクリアすべきポイントです。はるばる来ても雨だと危なくてトライする気にならないでしょう。 |
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