所在地:奈良市西ノ京町 アクセス:近鉄西ノ京駅〜徒歩 正式名称:(指定日付):19号(昭和26年6月9日)薬師寺東塔(やくしじ とうとう)、211号(昭和36年4月27日)薬師寺東院堂(とういんどう) 今からおよそ1300年も昔の白鳳時代、天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を祈り、藤原京にて創建されました。その後平城遷都に伴い、養老2年(718)に現在地に移されました。移転については、伽藍、仏像を全部そのまま移したという説と、寺院の名籍だけを移し、伽藍や仏像は新しく造立したという説があります。前説なら東塔や薬師三尊像などは白鳳時代の作となり、後説では天平初期の作となるため、美術史学界を二分する重大な問題であり、現在も論争が続いています。金堂、講堂などを中心に、東塔と西塔の2つの三重塔を配する構成は独特なもので、薬師寺式伽藍配置と呼ばれています。この華麗な伽藍も数次の火災にあって次々と焼失し、創建当時の姿を残すのは東塔のみです。しかし、昭和51年(1976)金堂が、昭和56年(1981)には西塔が、その後中門、回廊、玄奘三蔵院伽藍が復原造営され、平成15年(2003)には大講堂も落慶し、今なお白鳳伽藍の復興を目指して再建が進められています。(奈良市観光協会HPより) 写真上:東塔 写真下:東院堂 私的満足度「★」:東塔と西塔を見比べてみると面白いです。大唐西域壁画殿(平山郁夫画伯筆)もなかなか良かったです。 |