所在地:奈良市法華寺北町 アクセス:近鉄奈良駅〜バス 正式名称:(指定日付):18号(昭和26年6月9日)海竜王寺五重小塔(かいりゅうおうじ ごじゅうしょうとう) 海龍王寺は、飛鳥時代に毘沙門天を安置して建立された寺院を天平3年(731)当寺初代住持となった玄_が、一切経五千余巻と新しい仏法とを無事に我が国にもたらすことを願うことと、平城宮の東北(鬼門)の方角を護るために光明皇后によって創建されました。遣唐使として唐へ渡っていた玄_が帰国の途中、東シナ海で暴風雨に襲われた際、乗船に収められていた海龍王経を一心に唱えたところ、九死に一生を得て無事に帰国を果たしたことより遣唐使の渡海安全祈願を営むようになりました。また同時期、当寺において写経も盛んに行われ、光明皇后・弘法大師も写経をされており現在も弘法大師筆とされる般若心経(隅寺心経)が伝えられています。 創建当時の建物は五重小塔〔国宝〕西金堂〔重文〕が残り、本堂〔江戸時代・市文〕には、寺門勅額〔重文〕鎌倉時代に造立された十一面観音立像〔重文〕文殊菩薩立像〔重文〕などが安置され、同時期に建立された経蔵〔重文〕とともに、趣き深いたたずまいを創り出しています。(奈良市観光協会HPより) 私的満足度「★」:建物(写真下)内に小振りの五重塔が納められており(写真上)、これが国宝指定されています。小さいですが悪くないです。 |