所在地:天理市布留町 アクセス:近鉄天理駅〜タクシー 正式名称:(指定日付)167・168号(昭和29年3月20日)石上神宮拝殿・摂社出雲建雄神社拝殿(いそのかみじんぐう はいでん、せっしゃ いずもたけおじんじゃ はいでん) 石上神宮拝殿:永保元年(1081)白河天皇が鎮魂祭のために宮中の神嘉殿を移建せられたものと伝えられ、その構造は壮重雄健で全国に現存する拝殿では最古のものである。文明2年(1470)貞享元年(1684)享保18年(1733)元文5年(1740)寛政10年(1798)安政6年(1859)の修復、上葺等による棟札六枚と共に国宝に指定されている。 石上神宮摂社出雲建雄神社拝殿:この拝殿は、もと内山永久寺の鎮守住吉社の拝殿を大正3年7月に移建したもので、保延3年(1137)の建立といわれている。形式は割拝殿で中央に一間の通路があり、通路の両方の上には唐破風(からはふう)がつけられている。周囲の左右両側が板戸の両開きで前後両面は素木の格子戸になっている。この拝殿は、度々の改造を経て、現在の形となったといわれている。この変遷は、梁上の蟇股(かえるまた)に表れ、南北両側にあるものは、創建当時の様式である。建物全体は、軽快素朴、優美な感銘を与え現在の割拝殿中もっとも優れ、数少ない永久寺の建物の一つとして貴重な遺構である。(天理市HPより) 私的満足度「★」:早朝の神社は気持ちが良く大好きです。2009年3月、不審火で摂社出雲建雄神社拝殿」の一部が燃えた事件がありました。残念です。 |