所在地:泉佐野市日根野 アクセス:JR阪和線関空快速日野根駅〜バス 正式名称:慈眼院多宝塔 じげんいん たほうとう 国宝番号(指定日付):150号(昭和28年11月14日) 慈眼院は、天武2年(673)天武天皇の勅願寺として、覚豪阿闍梨によって創建された泉州の最古刹である。 創建当初は、井堰山願成就寺・無辺光院と呼ばれていた。天平年間になると、寺領に1千石が加えられ、聖武天皇の勅願寺となった。 弘仁6年からの2年間は、宗祖弘法大師のご留杖により、多宝塔、金堂の造営を始め、一山がことごとく整備され、鎮護国家の道場にふさわしい輪奐の美を誇るところとなった。 その後はたび重なる戦火に盛衰を繰り返すこととなったが、江戸初期の寛文年間には、岸和田の領主岡部侯の帰依を得て一山の大営繕が行われた。その時、総法務宮であった京都仁和寺の性承門跡より「慈眼院」の院号が下賜され、仁和寺の末寺となって今日に至っている。 多宝塔(国宝)/鎌倉期 :3間2層、全高10メートル余。我が国最小の塔と知られ、その優美、典雅の趣は他に比類がない。石山寺・高野山金剛三昧院のものと共に、日本3名塔と称されています。(慈眼院HPより) 私的満足度「★」:関西空港から比較的近くにあります。ひっそりと佇む(たたずむ)といった風情が悪くありません。 |