所在地:京都市南区九条町 アクセス:JR京都駅〜徒歩 正式名称:@教王護国寺(東寺)五重塔(きょうおうごこくじ(とうじ)ごじゅうのとう)国宝番号86号(昭和27年11月22日)、A蓮花門(れんげもん)87号(昭和27年11月22日)、B金堂(こんどう)118号(昭和28年3月31日)、C大師堂(西院御影堂)(だいしどう(さいいんみえどう))190号(昭和33年2月8日)、D観智院客殿(かんちいん きゃくでん)121号(昭和34年6月27日) 教王護国寺は平安京遷都(延暦13年・794年)の際に朱雀大路の南端にある羅生門を挟んで延暦15年(796年)に 東西に建立された初の官寺の一つで、またの名前を左大寺ともいいます。 左京、更には国家(東国)の鎮護を目的として創建されました。弘仁14年(823年) に嵯峨天皇が空海に東寺を勅賜したことから、教王護国寺と称し真言密教の根本道場としました。(正しい名称は「金光明四天王教王護国寺秘密伝法院」 または「弥勒八幡山総普賢院」というそうです。)同時期に造られた西寺(右大寺)は歴史の中に姿を消しました。 1486年(文明18)の土一揆で創建時の建物は失われ、現在の堂宇は 奈良時代の伝統的な伽藍配置をふまえて再建されたものです。伽藍配置は奈良時代の寺院建築形式で、南大門・金堂(国宝)・講堂・食堂(じきどう)・北大門が 南北に一直線に並んでいて、東に総高57m、日本一の高さを誇る五重塔(国宝)、西には潅頂院、西院の御影堂(国宝)、大日堂などの諸堂があります。 私的満足度「★★」:京都駅の側にあり、いつでも時間の空いてるときに行けると思い込んでなかなか訪問できませんでした。素晴らしいですね。一通り見るのに午前中一杯かかってしまいました。 五重塔を逆光にならない良い角度から採りなおそうと思い南側の歩道橋から撮影。当日は、京都冬の特別拝観「小子坊」も時間があったのでこれも拝観です。東寺では毎月21日は「弘法市」と呼ばれる大縁日が開かれているのですね。すごい人出で100m進むのにも10分かかるような事態でした。ま、これもお寺本来の姿なのでしょうね。(22.2.21記) |