所在地:京都市左京区下鴨泉川町59 アクセス:京都駅〜市バス 「さわた社」は雑太社、澤田社とも書き、かつては糺の森の中、現在の「第一蹴の地」石碑横に所在していました。 御社殿の腐朽から戦後まなしに解体を余儀なくされ、摂社三井神社に合祀されていましたが、平成29年(2017)第34回式年遷宮事業の一環として再興されました。 御祭神の神魂命(かんたまのみこと)の御神名から、魂は玉に通じるとして球技上達の御神徳があるといわれています。下鴨神社では毎年正月の4日には「蹴鞠初め」がおこなわれます。 明治43年(1910)9月10日、「さわた社」前の糺の森馬場にて、関西で初めてラグビーが行われました。旧制第三高等学校(現・京都大学)の学生が慶応義塾(現・慶応義塾大学)の学生にラグビーを習い、初めてラグビーボールが蹴られたのです。京都大学ラグビー部のOBたちによって「第一蹴の地」の石碑が、昭和44年(1969)に建立されました。 そして平成29年5月10日、日本で開催されるラグビーワールドカップ2019の組み合わせ抽選会が京都で行われ、世界各国の代表が「第一蹴の地」を視察されました。その後、ラグビーワールドカップの王者の証「ウェブ・エリス・カップ」も到来しています。 「第一蹴の地」の歴史と伝統を顕彰するとともに、我が国のラグビー界の発展と向上を願い、ラグビーを通じた日本の伝統文化に触れる機会を提供し、 鎮守の森における青少年活動を推進するため「世界遺産下鴨神社ラグビー第一蹴の地顕彰会」を発足いたしました。(下賀茂神社HPより) 私的満足度「★★」:世界遺産・下鴨神社の糺の森。その中ほどにある、比較的新しい小さな御社。ラグビーの神様です。下賀茂神社の末社。 |