白川郷 住所;岐阜県大野郡白川村荻町2495-3 アクセス;JR高山駅〜バス 「合掌造り」とは、「小屋内を積極的に利用するために、叉首構造の切妻造り屋根とした茅葺きの家屋」のことで、日本の他の地域にはみられない、白川郷と五箇山地方のみに存在する大変特色のある民家の形式です。小屋が叉首(サス、「ガッショウ」とも呼ばれる)による構造となっていること、あるいは、屋根が両手を合わせたような形になっていることから、合掌造りと呼ばれるようになったと思われます。 同じ合掌造り家屋でも、白川郷と五箇山では土間の取り方や入口の位置が異なり、妻に庇を付ける五箇山に対して付けない白川郷など、地域によるいくつかの相違点も見られます。 合掌造り家屋は、もともとそれほど多く建てられたものではありませんが、特に戦後の経済発展と生活の近代化の中で、その数は急激に減少し、集落の中に残されている合掌造り家屋は現在ではわずかに150棟以下となり、1棟1棟がたいへん貴重な存在となっています。 白川郷と五箇山の合掌造り家屋は、最も発達した合理的な民家形式の1つであり、日本の木造文化を代表するものです。また、特色のある合掌造り家屋群を中心とする農村景観は世界的に価値のある貴重な文化遺産と評価されているのです。(合掌街道HPより) 私的満足度「★」:真冬の晴れた日に訪問できて満足です。 |