14神奈川県 円覚寺

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所在地:神奈川県鎌倉市山ノ内
アクセス:JR横須賀線北鎌倉駅〜徒歩
正式名称:円覚寺舎利殿(えんかくじ しゃりでん)
国宝番号(指定日付):2号(昭和26年6月9日)

 1282年(弘安5年)、鎌倉時代後半北条時宗が中国より無学祖元禅師を招いて創建されました。時宗公は18歳で執権職につき、不安な武家政治の中で心の支えとして、無学祖元禅師を師として深く禅宗に帰依されていました。時宗公は禅を弘めたいという願いと蒙古襲来による殉死者を(敵味方区別なく、冤親平等に)弔うために円覚寺建立を発願されました。
 円覚寺は創建以来、北条氏をはじめ朝廷や幕府の篤い帰依を受け、寺領の寄進などにより経済的基盤を整え、鎌倉時代末期には伽藍が整備されました。
室町から江戸時代幾たびかの火災に遭い、衰微したこともありましたが、江戸末期(天明年間)に大用国師(誠拙周樗)が僧堂・山門等の伽藍を復興され、修行者に対し峻厳をもって接しられ、宗風の刷新を図り今日の円覚寺の基礎を築かれました。静寂な今日の伽藍は創建以来の七堂伽藍の形式が伝わっており、山門、仏殿、方丈と一直線に並び、(法堂はありませんが)その両脇に右側、浴室、東司跡、左側、禅堂(選佛場)があります。(円覚寺HPより)

私的満足度「★★」:数ある鎌倉のお寺の中で国宝はここのみです。舎利殿を間近に鑑賞したいならば正月三が日と11月3日頃の三日間に訪問する必要があるようです。


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