09栃木県 畠山陣屋 庭園

フレーム

住所;栃木市嘉右衛門町1-12、岡田記念館
アクセス;JR栃木駅〜徒歩
作庭・作者:座鑑式庭園(陣屋)、池泉回遊式庭園(翁島)
文化財:

当家は、現岡田嘉右衛門氏をもって、第26代であると伝えられている、本市屈指の旧家です。古くは武家であったが、主筋の衰亡により、帰農し、江戸時代慶長の頃この地に移住し、荒地を開墾しました。これにより、徳川家から「嘉右衛門新田村」という名称を賜り、以降代々の当主は嘉右衛門を襲名しています。日光例幣使街道の開設に伴い、名主役を、また、畠山氏の知行地となると屋敷内に13ヶ所の陣屋が設けられ、代官職も代行するなど、地域発展のために寄与していました。一方、代々当主は芸術面にも関心が深く、巴波川の舟運や街道の往還を通じて、文人、墨客が訪れています。明治時代には画家富岡鉄斎との特別な親交があったことは特筆すべきことです。蔵には、この鉄斎作で栃木県文化財の韓信堪忍図をはじめ、文人の松根東洋城、陶芸家の板谷波山などの作品が展示されており、宝暦10年から146年分の日記も保存されています。
また翁島は岡田家22代目当主が宮大工を使って建築した工匠の技の結晶です。杉・桧・欅など銘木を集め、釘を一切使っておりません。10mの欅一枚廊下は贅の極み。隅々に最高の建築技術が用いられており、建築家の方も感心されています。(岡田記念館のパンフレットより)

写真上:陣屋庭園
写真左下:陽月亭庭園
写真右下:翁島庭園

私的満足度「★」:特にコメントありません。



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