所在地:山形県米沢市丸の内1-4-13 アクセス:JR米沢駅〜バス 祭神は戦国時代の名将で、米沢藩の藩祖ととして崇敬されている上杉謙信です。江戸時代、謙信の遺骸は米沢城本丸の南東隅にあった御堂に安置され、歴代藩主の位牌と共に、真言宗寺院により手厚く祀られていました。 明治になって、仏式から神式に改められ、明治5年に謙信・鷹山を祭神とする上杉神社の神号が許され、同9年に米沢城本丸跡(現在地)に社殿が建てられました。同35年には別格官幣社(べっかくかんぺいしゃ=国が管轄する官社の中で、皇室や国家に尽力した偉人をまつる)に昇格し、この時に祭神は謙信一柱となり、鷹山は摂社に祀られ松岬神社と称しました。 大正8年5月19日、舘山口町から出火し市内約1,070戸を焼失した米沢大火で類焼、本殿などほとんどの建物が焼け落ちました。 神社の再建は、翌9年から始められ、同12年4月に完成しました。総工費46万2,550円余の大工事で、その資金は、皇室からの500円、国庫からの38万3,500円、地元の寄付金7万円余でした。さらに、胴突や木材・石材の運搬などに、のべ2,330人の労力奉仕があり、燈篭(とうろう)や樹木などの寄進もありました。ちなみに、大正10年の米沢市役所再建費は11万円余、同12年の米沢市の予算は31万円余でした。 (米沢市HPより) |