所在地:宮城県宮城郡松島町松島 アクセス:JR仙石線松島海岸駅〜徒歩 正式名称:瑞巌寺本堂(ずいがんじ ほんどう) 国宝番号(指定日付):105号(昭和28年3月31日) 瑞巌寺は正式名称を「松島青龍山瑞巌円福禅寺」といいます。現在臨済宗妙心寺派に属しております。開創は平安の初めにさかのぼります。天長5年(828年)比叡山延暦寺第三代座主慈覚大師円仁が淳和天皇の詔勅を奉じ、3000の学生・堂衆とともに松島に来て寺を建立しました。この寺は延暦寺と比肩すべき意を持って延福寺と命名され、平泉・藤原氏の外護を受けました。 慶長5年(1600年)関ヶ原の戦いが終了した後、仙台に治府を定めた伊達政宗は、仙台城の造営と併せて神社仏閣の造営も行い、塩竃神社・仙台大崎八幡宮・陸奥国分寺薬師堂を相次いで完成させました。工事は慶長9年(1604年)、政宗自ら縄張りを行って始まりました。丸4年の歳月をかけ、慶長14年(1609年に)完成しております。 伊達家の厚い庇護を受け、瑞巌寺は90余りの末寺を有し、領内随一の規模格式を誇りました。しかし、明治維新を迎え王政復古の政策は廃仏毀釈を惹起し、さらに伊達家の版籍奉還による寺領の撤廃が瑞巌寺を始め松島の諸寺院を直撃し、零落・廃絶・焼亡等の憂き目を見ることになりました。瑞巌寺はそれでも時の住持太陽東潮の努力によりようやく維持されていたのですが、明治9年、天皇の行在所となり、内帑金千円が下賜され、復興の契機となりました。現存する本堂・御成玄関、庫裡・回廊は国宝に、御成門・中門・太鼓塀は国の重要文化財に指定されております。(瑞巌寺HPより) 私的満足度「★★」:松島の古寺です。紅葉の時期の訪問で眺めも良かったです。本堂・中門・御成門は大修理により平成21年9月1日から平成28年3月ごろまで大修理のため非公開となります。 |