シェフザデとは皇子を意味します。第10代皇帝スレイマンと愛妻ヒュッレムの間に生まれた最初の子であり、第二皇子であったメフメトのためのモスクです。愛妻ヒュッレムの産んだ長男は、スレイマンによって次期スルタンとなることを認められていたとされていますが、知事を務めていたマニサ市にて22歳という若さで亡くなります。 このモスクは、オスマン帝国お抱え建築士であるシナンが、主任建築建築士に昇格してから初めて建てた建築物とされています。シナンらしいドームがとても見事です。