トルコ料理


ギョズレメ(Gözleme)
ギョズレメは、フラットブレッドに詰め物をしたトルコ料理である。通常は小麦粉と塩と水だけで生地を作るが、酵母を使った生地でもギョズレメを作る事が出来る。バズラマと似ているが、バズラマが脂肪を使わずに調理されるのに対して、ギョズレメの調理にはバターや油が使われる。生地を薄く広げた後、様々なトッピングを詰めて包み、鉄板で焼き上げる。ギョズレメは、スーパーマーケットで売られている包装された手巻きの「ユフカ」と呼ばれる生地を使って作られる場合もある。

壺焼きケバブ(PotteryKebab)
「壺焼きケバブ」は、奇岩群で有名なトルコ・カッパドキアの代表的な料理のひとつ。素焼きの壺に、肉やトマト、玉ねぎなどの野菜と調味料を入れ、練った小麦粉でフタをして壺ごと焼いたものです。密閉された壺の中で、野菜から出た水分と肉汁で具材が蒸し焼きされるため、煮込み料理のようになります。

ピデ(トルコ風ピザ)(Pide)
トルコ言語協会によりますと、ピデは「イースト入りのパン生地から作られた、好みにより卵や挽肉やチーズやパストラミ等を乗せて焼いた薄くて平らな食べ物」と記されています。ピデの歴史は古く、ピザ発祥の地として有名なイタリアのピザの原型ではないかとも言われており、ギリシャ語の「ピタ」に由来しているとも言われています。ピッタ、ピタ、ピダなど発音が異なっていますが、インドからアドリア海までの広大な地域で愛されている平たいパンです。

キョフテ(肉団子)(Köfte)
キョフテは、ひき肉をメインにさまざまな具材をこねて丸めて調理した、ミニハンバーグや肉団子のような肉料理です。
使われるお肉は主に牛肉と羊肉がほとんどですが、中にはブルグル(トルコでよく食べられる挽き割り小麦)やお米、魚を使ったキョフテもあります。調理方法は、炭火やグリルで焼いたり、揚げたり、煮込んだり、蒸したりとさまざま。ちなみに、トルコは伝統的にイスラム国家なので、豚肉は使われません。

ケバブ(kebab)
ケバブはローストした料理の総称ですので、お肉だけでなく魚や野菜など本当に多種多様なケバブが存在します。
小さな木串に小さく切ったお肉と尾脂を刺して炭火で焼いた串焼きケバブが「チョップシシ」。オニオンスライスなどの野菜と一緒にユフカと言う薄焼き生地で包んで食べるのが通!エフェソス遺跡があるエーゲ海の町セルチュクの名物料理のケバブです。

サバサンド(Balik Ekmek)
サバサンドはトルコ語で「バルック・エキメッキ(Balik Ekmek)」と言い、Balikは「魚」、Ekmekは「パン」を意味しています。サバサンドの中身は、バゲットに焼きたてのサバ・レタス・生のたまねぎを挟んだだけのいたってシンプルなグルメ。サバは鉄板で焼かれているので食感は揚げた感じに近いかもしれません。
このサバサンドは、イスタンブール市内のガラタ橋のたもとにあるレストランやエミノニュ広場の屋台舟で売られています。サバサンドが売られている「ガラタ橋」と「エミノニュ広場」はイスタンブールの人気観光スポットです。

ヨーグルトドリンク「AYRAN(アイラン)」
インドの「ラッシー」の様にスパイスは無く、日本の「飲むヨーグルト」の様に甘くはありません。塩味のヨーグルトドリンクです。
ヨーウルトゥはトルコ語で攪拌(かくはん)することを意味する動詞 yoğurmak の派生語であります。日本同様、アメリカやヨーロッパで「ヨーグルト」という言葉の言語は、トルコ語でヨーグルトを意味する「ヨーウルトゥ(yoğurt)」からきています。

ラク(raki)
トルコのお酒と言ったらこちら、“ライオンのミルク”とも言われる水をそそぐと白濁するお酒「ラク」です。ラク自体は無色透明でアニスの香りが特徴的なアルコール度数40度以上の葡萄の蒸留酒で、メゼ(前菜)やケバブなどのトルコ料理にはラクが鉄板です。

ビール(bira)
トルコを代表するビールが「EFES(エフェス)」です。1966年創業のANADOLU・EFES社のビールで、同社のビール工場があるイズミルの古代遺跡・エフェソス(世界遺産)から名づけられました。
「TUBORG(トゥボルグ)」はデンマーク生まれのビールで、トルコでも親しまれています。1967年にTürk Tuborg(トルコ・トゥボルグ)社がライセンスを取得し、イズミルにある工場で製造を始めました。


     
 ギョズレミ  焼きケバブ  ピデ
     
 ケバブ  サバ・サンド アイラン

   
 ラク ビール

目次へもどる

直線上に配置