トルコの近代化と民主化に大きな役割を果たしたトルコ共和国初代大統領ケマル・アタチュルク。建国の父と呼ばれる彼の死後、9年の年月をかけて完成した墓所がこの廟。2頭のライオン像に守られた大理石の参道を歩いていくと、突き当たりは石畳を敷き詰めた広大な中庭になり、その左手の巨大な建物が現れる。それがアタチュルク廟で、ケマル・アタチュルクの大理石の石棺が安置されている。回廊は博物館になっていて、生前の愛用品などを見ることもできる。廟のある丘から眺めるアンカラ市内の風景も素晴らしい。