サント・ドミンゴ・デ・シロス修道院



サント・ドミンゴ・デ・シロス修道院(Santo Domingo de Silos)

シロス修道院の起源は7世紀に遡りますが、最も重要な建造は11世紀に行われました。
建物は、タブラディージョの谷と呼ばれる場所にあります。その建造は、7世紀に行われた可能性があります。1088年にロマネスク様式の寺院が聖別され、その後ベントゥーラ・ロドリゲスの図面による新古典主義のものに建て替えられました。保存されている回廊はロマネスク様式のもので、正方形の床面、そして2階建てのアーケードがあります。下の回廊の柱頭には竜やケンタウロス、バスケットや人魚など象徴的な装飾がふんだんに見られます。回廊の角は、巨大な浮き彫りによるキリストの生涯の情景で飾られています。また、10世紀の福者の一部、オニャの聖書の一片、その他西ゴート王国時代の手記や、アキテーヌ地方の記譜法による古文書20点ほどの音符の断片が保存されています。

グレゴリオ聖歌 (Gregorian Chant)
ローマ教皇グレゴリウス一世の名にちなむ ) ローマ‐カトリック教会の伝統的な典礼のための単旋律の聖歌。 「詩篇」を主としたラテン語の散文歌詞(一部は韻文)に曲を付し、八つの教会旋法がそれぞれ曲頭のアラビア数字で示され、音楽理論上、重要な意味をもつ。


   


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