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「◎付属博物館」
オブラドイロ広場から大聖堂博物館へ入場します。博物館はサンティアゴ大聖堂の回廊の最西端を占めています。
博物館は重要な考古学遺品、彫刻、絵画、金細工、タピスリー、絨毯、典礼衣類、陶器そして家具などを所蔵しています。また、図書館もあり、測り知れない価値をもつ本や書籍が保存されており、『カリクストゥス写本』Codex
Calixtinus、『聖ヤコブの書』Liber Sancti Jacob、特権や所有権を記した本 Los Tumbos、『コンポステーラ史』La
Historia Compostelanaなどが特筆に値し、同様に、ガリシアそしてとりわけコンンポステーラ教会の歴史にとり特に重要な文書が数え切れないほど保存されています。博物館の所蔵品はいくつかの展示室に分散され、展示室にはヒネス・デ・アギーレ、テニールス、ルーベンス、ファン・テュルデン、バイユーやゴヤの下絵で織られたタピスリーのコレクションが掛けられています。ゴヤには一室を設け、マドリッドの王立サンタ・バルバラ工場の12
枚のタピスリーが展示されています。このうち 2 枚は他に同じものが存在しない作品、手押し車の子供と水飲み場です。
<感想>ここは写真撮影禁止です。入口の写真のみ。
栄光の門(Gate of Glory)
彫刻家のマテオが1188年に完成させたロマネスク様式の傑作で「栄光の門」と呼ばれる。中央アーチは正義の人々の最終目的地である栄光を表現しており、そこには復活したキリストが鎮座しています。10年にわたる保存改修工事を経て、このロマネスク様式の傑作は、元来の美しさと色彩を取り戻しました。
<感想>人気スポットのようで15分間の入場予約。別料金、写真撮影禁止、ガイドの解説禁止なので、戴いたパンフレット(写真下)をみながら皆で門を眺めることになります。写真は栄光の門の裏側から撮影したもの。
ボタフメイロの儀式(botafumeiro)
ボタフメイロはガリシア語で『ひっさげ香炉(incensario)』の意味。
ボタフメイロ(ガリシア語で『引っ提げ香炉』)は、サンティアゴ・コンポステーラ(ガリシア地方の1都市)の大聖堂にある、最も有名で人気のあるシンボルです。
ボタフメイロは滑車の仕組みで大聖堂の天井中央から吊るされた巨大な『香炉』で、大聖堂の側廊から側廊まで動くものです。
この香炉の大きさは1.5メートル、重さは53kgもあるので、動かすには8人の男性が必要です。(この役を担う人は『ティラボレイロス』と呼ばれる)この滑車は高さ20mからつり下げられ、(儀式中には吊るされた状態で)かなり高速で行き来します。
<感想>昔は500ユーロ以上寄付をすると1時のミサの後に見せてくれたそうです。最近は変わったようですが、日本人ツアーが来ると、寄付をはずんで、この儀式が見れるとの噂が広がりしばしば問い合わせが入るそうです。
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