ゴゾの丘・鉄の十字架・セブロイ峠



ゴゾの丘(Monte do Gozo)写真上
サンチャゴデコンポステーラの街から東へ5km。東からやってきた巡礼者たちがこの丘の上で、初めて聖ヤコブが眠るカテドラルの姿を目にすることから、この名がついた。ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の来訪を記念する記念碑と、少し離れたところに街を指差す巡礼者たちの像がある。

鉄の十字架(Cruz de Ferro)写真左下

ローマ帝国時代、この場所は、街道の安全を祈願する祭祀の場だったそうです。
中世以降は、その名残が、サンティアゴ巡礼者にも受け継がれ、それぞれが持参した石をここに置き、道中の安全を願う場所になっているそうです。十字架は10m程の高さで、異様な存在感を放っていました。十字架の丘のふもとには、各巡礼者が持ち寄った石が積み上げられており、その石の数の多さに歴史を感じます。

セブレイロ峠(O Cebreiro)写真右下
「フランス・ルート」の中で、レオン・カスティージャ州とガリシア州の境にある。州境にはセブレイロ峠(標高1,330m)で峠越えは最後の難所です。
峠にはオ・セブレイロと言う小さな部落があり、歴史的建造物としてベネディクト派のサンタ・マリア・デ・レアル教会(Church of Santa María la Real)がある。9世紀に建造されたもので、“フランス人の道”と呼ばれる巡礼路で最古の教会とされています。 


   

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