|
ゲタリア(Getaria)
サンセバスチャンから西に約30km。美しいバスクの海岸線上に、ゲタリアはあります。
1209年、サン・セバスティアン郊外の刷新を行っていたカスティーリャ王アルフォンソ8世の命令で、城塞都市ゲタリアがつくられた。ゲタリアはサン・セバスティアンやオンダリビアより早くにできた中世の町である。お隣の町、Zarautzから繋がる海岸線上の歩道を散歩するのもお勧めです。このZarautz-Getaria区間は、あのサンチャゴの巡礼の道の一部でもあり、さらに巡礼の道の中で最も眺めが美しい区間の一つでもあります。
<写真下>街の入口に立つエルカノの銅像:フアン・セバスティアン・エルカノ(ゲタリア出身。マゼラン(航海途中で死亡)とともの船で世界一周を行った)
1522年年9月6日、フアンはスペインのサンルーカル・デ・バラメーダに帰還し世界一周を果たした。出航時点で265名いた乗員は帰還時にはエルカーノを含め18名にまで減っていた。航海の途中で立ち寄ったモルッカ諸島より持ち帰った香辛料により乗員たちはそれぞれ富を得、フアンに対してはこの航海における功績により地球の図に「Primus
circumdedisti me(ラテン語で“我を一周せし最初の者”の意)」という文字を配した紋章と生涯にわたる多額の年金がカルロス1世より与えられた。
サン・サルバドル教会
|