ザダール



ザダール(Zadar)

ザダルはアドリア海に面した、ダルマチア地方北部の中心都市。
その歴史は古く、紀元前9世紀頃にイリュリア人によって築かれた集落がその起源と言われています。ダルマチア地方の他の都市と同じく紀元前3〜1世紀ごろにかけてローマ帝国の支配を受け、現在でもその遺跡(フォルムや柱)がザダル旧市街に残されています。
中世の地中海の覇権争いに巻き込まれ、その地理的条件からヴェネツィア共和国によるコンスタンティノープル(現イスタンブール)攻略の拠点とすべく、同じキリスト教国にも関わらず攻撃、占領を受けています。
海に突き出た半島がそのままザダル旧市街となっていて、前述のフォルムをはじめ、聖ドナト教会(Crkva Sv. Donata)、聖マリア教会・修道院(Samostan benediktinki sv. Marije)、聖ストシャ大聖堂(Sveta Stošija)など美しい教会・聖堂が多数内部に残っています。

聖マリア教会
聖ドナト教会


   

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