「サン・ジョルジェ城(Castelo de S. Jorge)」は、リスボン市内で一番高台にあるお城です(ヨーロッパ100名城の一つ)。
このお城は11世紀に建造されたそうですが、この場所からは 紀元前6世紀の遺跡や、その後リスボンを支配した フェニキア人、ギリシャ人、カルタゴ人、ローマ人、イスラム教徒の存在の証拠となるものが発見されているそうです。
レコンキスタが南下してくると、城とリスボンの町はポルトゥカーレ伯アフォンソ・エンリケス(のちの初代ポルトガル王アフォンソ1世)により、ムーア人から取り戻された。
アヴィス朝の開祖ジョアン1世は、城を聖ジョルジェへ捧げた。彼の王妃フィリパはイングランド王女であり、どちらの国でも龍と戦う聖人ジョルジェ(英語では聖ジョージ)は人気があった。
1938〜40年には大規模な修復作業が行われており、城跡以外にも常設の展示館、カフェ、レストランや遺跡があります。
(写真下)リスボン中心部にあるドン・ジョアン1世の騎馬像(ポルトガル王国アヴィス王朝の創始者でポルトガル王(在位:1385年 - 1433年)。ペドロ1世の庶子で、フェルナンド1世の異母弟。エンリケ航海王子の父に当たる。政治・軍事の多くに成功を収め、ポルトガルの全盛期の基礎を築き上げたことから「大王」と呼ばれている。)
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